性の劇薬 日本BL映画の感想と考察 R18作品で泣いたのは初めてだった

元々、電子書籍版で原作の漫画を読んでいたので、これが映画化ときいたときは、

「えっ…これ、どうやって映画化するの!?」

て、思ってました。(※あまり過激な描写が苦手という方は少々厳しいかもしれないです)

とはいえ、実際映画を見ると細かくしっかり作りこまれている演出、俳優さんが紳士に作品と向き合って作品を作り上げようとしているところが、本当に凄いと思いました。

R18なので確かに過激ではありますが、原作の漫画に描かれている重要な軸をしっかり捉えて作られていたので、ラストの海のシーンで思わず泣いてしまいました。

R18で泣くのは初めての体験だったので、自分でもびっくり笑

原作漫画をまだ読まれてない方は、重要な軸は同じのまま、また違った誠と龍二の過程が見れますので、是非読んで見て下さいね。

 

※まとめて購入したい方向け

※細かく購入したい方向け

なんか、今回の映画は新しいBL作品を見た…!って感じでした。

見終わった後に、こんなに「あれはどういう意味だろう?」とか、思いにふけっていたのはここ最近では初めてかも。

 

一番死にたがっていたのは龍二だった

後半で明かされていましたが、龍二も死に場所を探していた。そのときに、誠との3回目の偶然の出会いがありました。

死んでしまった恋人に似ている誠。

本能で絶対に死なせてはいけないと思った龍二が、屋上から飛び降りようとする誠を引き止め、“性”を植え付けることで”生”を見出すという。

性は人間が生きる為の欲求、三大欲求のひとつなので、その手法をとったのもわかりますが、このとき、個人的にもうひとつ理由があるように感じました。

龍二も死のうとしていた人間で、恋人の幻覚までみているという事は、おそらく精神が不安定の状態。さらに過去の回想シーンで、龍二の恋人が自殺してしまう前の日に、屋上で龍二に向かって「今夜、めちゃくちゃに抱いてくれないか?」と、恋人が話していました。

これが、最後の恋人の”助けてほしい”というSOSだったんですよね。

それに気づけなかった。恋人を救うことができなかった龍二は、3回目の偶然の出会いをしたときに、誠のことを恋人に”似ている”という認識から、無意識に恋人に”重ねていた”のではないでしょうか。

そう思ったら、”性”を植え付けることで”生”を見出すという手法をとったのも個人的には納得でした(伏線回収にもなっている)

ここはまた原作の漫画と違って、面白い部分でした。

 

気づけば”生”を取り戻していた誠

本当に凄いなと思ったのが、誠の感じ方に変化が読み取れたこと。

最初の苦しさから徐々に身体が変化していってるのが分かってしまってびっくり。俳優さんの体当たりでリアルな演技に関心しました。

ふと思うんですが、こういう作品って、少しでも妥協したようなものが感じ取れてしまうと、一気に”映画作品”としてみれなくなってしまうんですよね。(特に今回は”性”がキーになっている作品なので)

誠として、龍二として、演者さんが作品に入り込んで下さって、作品の良さを伝えようとしているのが分かりました。(この撮影の為に身体を絞ったというのもまた凄い)

そうそう。カメラワークっていうんでしょうか。

あの絶妙に見えないようにしながらギリギリを攻めつつ、過激のなかでもきれいに撮ろうとしている感じも、なんかもう、ひたすら凄いなと思いました。

そういえば、YouTubeの公式にメイキングとかあったので、よかったら是非見てみてくださいね(和やかな雰囲気とか、裏話エピソードが面白かった笑)

「性の劇薬」YouTube公式サイトはこちら

 

 

お互いが救い救われる関係だった龍二と誠

海のシーンで泣いてしまった。

いつも死んだような目をしていた龍二を、今度は生を見出すことができた誠が龍二を抱きしめて救った瞬間の龍二の涙。

だって思ってましたもん。誠を開放したら、龍二は死ぬ気だよね?

目的を果たして生きる意味がなくなったら龍二は死ぬ気だったんだよね?誠を地下で監禁してるときも、殺してくれるんなら殺してくれよっていうガラスのシーンとか。

多分、誠もあそこで何か感じ取ったのではなかろうか。。

とにかく、その後の二人の絡みのシーンからの最後の二人の横顔がめちゃめちゃきれいだった。

 

 

 

とにかく、二人とも生きてて良かった!!

見たい方はNetflixで今、独占配信中なのでよかったら見てみて下さいね。

 

 

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